2008-04-28

M-net 2008-04-28


研修

中国から中国人社員が日本に研修に来る。
目的は日頃の日常業務から離れ、「よく見、よく聞き、さまざまな事を感じる」ことである。
目を輝かせ、新しい生活や文化を身につけようと努力している人もいる。残念ながら目的をはずし、多くを語り、コミュニケーションでなく活弁だけに終わってしまう人もいる。
勿論コミュニケーションも大切であるが、それ以上に、目と耳と頭と身体を使って、見、聞き、感じ、そして考えることが大切である。そしてその学んだことを、帰国してから仕事や生活に活かして欲しい。周りの人から、私も日本に行ってみたい・・・と影響を与えられれば最高である。
研修というチャンスを活かし、大きく成長、変化してくれれば言うことはない。
目が2つ、耳が2つ、口が1つ・・・人間はうまく形成されている。


中国版「デキる社員」発行

3月28日号のM-netに、「『デキる社員』を読み、これを中国語に翻訳したいと企画書を出した」と書いたが、この本が4月26日に完成した。中国語で『出色的員工』である。
「本を読み」、「気づき」、「計画を立て」、「実際に本人が翻訳し」、「出版」されたのである。

    1.まず本を読む
    2.そしてそれを活用しようと気づく
    3.大まかな計画(期日と予算、活用方法)を立てる
    4.翻訳という実践
    5.結果としての出版

わずか1ヶ月である。すごいスピードであると思う。
人は、思い、やろうと思ったことは1ヶ月でできることを証明してくれた。すばらしい事である。
何事によらず、「気づく」ことが第一歩である。


大きな知的プロジェクト(中国)
  
M社の幹部社員研修が無事終了した。
まず募集から始め、選考、面接と続き、多くの応募者の中から10名を選び、中国の教育基地「武漢」で2週間に及ぶ実践的教育訓練を行った。
プロジェクトの責任者Lさんは、寝食を忘れ、中国全土を歩き、計画を立て、実践をしてくれた。すごいパワーを持ち、「目的達成力」は抜群で、右に出る人はいないくらいである。
目的と目標を常に頭に置き、予算やコスト、研修内容など完璧に近い。
この成功はLさんの知力、体力、能力と、裏で支えてくれた日本人幹部や中国人スタッフの全面的協力があってこそであると思う。大きなプロジェクトの成功を心より感謝したい。


2008-04-18

M-net 2008-04-18


人はいくつになっても成長する

 久しぶりに自社の総合外装事業部の全営業所をまわった。11ヶ所あり、一週間かかった。
社会の変化に対応すべく話をして歩いた。大きな社会変化は、みんな頭では分かっているが、具体的にどう行動すべきか・・・。どうするか(howでなく、何をするか(what)を話の中心に置き、分かり易く、具体的に、時間をかけて話をした。
そんな中で大きく成長している(変化している)社員と接することができ、
大変嬉しかった。年齢の高い人もいれば、入社1~2年の社員もいた。
共通していることがあるように思えた。

1. まず明確な目標を持っている
2. そして大まかな計画を立て、
3. 実際に行動(挑戦)している

即、結果の出ることもあれば、少し時間のかかることもあるが、要は、動けば(行動すれば)必ず結果が出てくる。従来とは違った考えを持ち、行動することで、新しいチャンスやヒント、出会いがそこに生まれてくる。
狭い事務所と現場だけでなく、広い視野と行動が人を育ててくれる・・・。
そして良い結果が出てくると、自分の自信となり、発言や行動が輝いてきて、魅力的な人となっていく。そしてみんなもついてくる。環境が人を育ててくれる。
「人はいくつになっても成長していく」を目の当たりにして、多忙な一週間であったが、楽しみな一週間でもあった。


旧友

一昨年、中学時代の親友K君と会った。45年ぶりである。
いろいろな話をして別れた。
先日、仕事の関係でK君の勤めていたG社(一部上場企業)を訪問した。役員二人が出てきてくれ、GMCの話が中心であった。
G社の今の業績や技術は、親友のK君が現役時代に開発したものであり、K君は実にすばらしい人材、先輩技術者である・・・と二人の役員が何度も私に話してくれた。旧友がほめられ、自分のこと以上に嬉しかった。
帰り際に、「ぜひK君に、たまには会社に来て指導して欲しいと、杉山さんからも話をして下さい・・・」とお願いまでされた。彼は役員定年で身を引いてから、会社のことには全然口を出さないようにしていると話していたので、きっとそれを実行しているのだろうと思い、彼らしいと思った。
このように絶大な信頼のある親友がいた会社の幹部達は、無条件で私とGMCを信頼してくれ、一人のGMCが、G社の中国企業で幹部として働くことになった。


2008-04-08

M-net 2008-04-08

4月1日 入社式
  
今年も4月1日に新しく10名の新卒者に、入社して頂いた。
昨年、会社説明会に参加し、テストを受け、数回の面接を受けての入社である。出身の大学も仙台、東京、静岡、大阪、熊本と全国各地からである。中国等に半年から1年留学した人や、インターンシップで海外研修を受けた人など、さまざまである。
若い力が当社発展の原動力であり、若い新入社員の大いなる成長を期待している。
仕事を通して、

などを学び身につけて欲しい。
激動期の今は、特に「柔らかい頭」と「失敗を恐れない行動力」が求められている。前例にこだわらず「目的と目標」を持って挑戦する事を願っている。
新入社員だけでなく、先輩社員も一度原点に帰って自らを問い直してみるといい。


住宅会社と中国

日本国内の住宅状況はなかなか厳しい。ではどうしたらいいか?
1つのアイデアがアジア(とりわけ中国)に目を向けてみることである。
先日主要取引先のO社にお伺いし、社長と話をした。7年ぶりであった。
座るなり、「杉山さん、最近何をしていますか?…」「中国で人材育成と関連ビジネスをやっています…」 住宅の話をするつもりであったが、1時間30分中国の話しだけであった。O社の社長が私に「当社が今、中国と出来る事は何ですか…?」 私は「3つ出来ます」と答えた。
1. 一番手間のかかっている仕事をアウトソーシングし、コストダウンとスピードアップをはかる
2. 中国にプロジェクトオフィスの開設をする。
人材と場所の提供はしますので、ローコストでローリスクでできます。
3. 人材(頭脳)の活用をする。商品開発、戦略などと共に、資材調達なども・・・
再来週に改めて会いましょうという話しが、翌週月曜日朝一でという事になった。
月曜日朝一で訪問すると、45分単位で担当役員が次々と同席され、話は核心に及んでいく・・・。
即、中国のマーケットを考えることでなく、もっと身近に出来る事がいっぱいあり、取引先にもお役に立ち、我々も新しいビジネスがスタートできる・・・。
今期(39期)の目標「創出」そのものであるような気がする。
自分と自社が持っている資産を活用したり、組み合わせてみると何か新しい「創出」が生まれる可能性が大きい。