2010-08-28

M-net 2010-08-28

社長公募(東証一部)の社長との面談

先日、東証一部の上場会社「ユーシン」の田邊社長(76歳)とお会いさせていただいた。
今、まさに時の人である。社長の公募である。
社長曰く、応募の条件は

1. 年齢は30~40歳代
2. 外国語(英語)堪能
3. 365日、国内外を飛びまわる体力を持ち、
4. 経営者にふさわしい力量があること…

「国家も企業もどんどん国際化し、国境がなくなっていく…。
そんな中で英語(中国語)ができ、世界でトップセールスができる人材を求めている。」
「応募者は日本国内の銀行、商社、メーカー、官僚など、あらゆる所から、海外はロシア、エジプト…」
「応募者は1722名」 この選別が大変との事…。
「21世紀のリーダーは国籍・年齢に関係なく、能力・実力ある人が求められる。世界はすごいスピードで変化し、1年で業界は激変していく。特に韓国・中国の成長はめざましく、日本だけ見たら負けていく…」
忙しい中、1時間の時間を作っていただいた。
当社が今やっている中国での「人材育成」や「GMC」を通しての“人による情報力”を期待しての面談だったような気がする。
「基礎力(地頭)」のある人材がこれからの時代を背負っていく…。経営は人材によって決まってしまう。エネルギッシュな会話を1時間させていただき、課題もいただいた。帰り際、お会いさせていただいたことを心よりお礼申し上げた。
改めて、情報を提供し、新しいビジネスチャンスを創っていきたい。
デジタル時代の今こそ、アナログで人と会うこと、出会いの大切さを実感した。


成長と劣化

日々成長していくS君がいる。彼を見ていると、
①自主的(主体的) ②具体的で ③即行動 ④素直で相手目線 ⑤結果(数字)あり
最初は期待していたが、日々劣化していくA君は、
①指示があれば動き ②一般論が多く ③いつもワンパターンで ④自己中心 ⑤そして行動も結果もない
A君は目線も低く、目の前しか見ていない。常に受身で待っている。
S君は自分の考え方をもち、行動し、失敗してもそこから学び成長していく。
自分の意見を持つためには、世の中を知り、日々勉強しないと置いていかれてしまう。
S君と話すと楽しく、話もはずむ…。現状維持は劣化に入ってしまう。

2010-08-18

M-net 2010-08-18

日本のA社から世界のA社へ

3年ぶりに中国を訪れるというA社の社長Mさんと、もう一人N幹部と私の3人で視察旅行に行った。2泊3日という短い期間で上海と武漢をまわる日程である。
M社長曰く、「3年前の中国の商品は非常に粗悪で、日本で使えるものはほとんどなかった」。
「今回来てみて、商品のデザインやセンスは良く、品質もそこそこ、価格も安い。品揃えも多く、信じられない…」「中国に対するイメージが全然変わってしまった」「たった3年でこんなに変わるものか?」
中国の変化とスピードの早さにビックリの連続であった。
そしてもうひとつ、「GMCの学生や卒業生と会って話をしてみたい」とのことで、都合4回、計15名とミーティングをしていただいた。M社長、N幹部のするどい質問に、「テキパキと明確に、しかも具体的に答えていく。」 ひとつの答えに対して、3~4回の「なぜ?」「どうして?」という細かい質問の連続。
地に足ついた彼らの答えは、私が聞いていても「なるほど」と思えることが多く、お二人に満足していただいた。A社でも毎年GMC5名位を採用していただけるとのこと。
素質ある若い人財を教育すると、大きく変化し成長してく姿を実感していただき、“GMC教育システム” に納得していただいた。
「日本のA社から世界のA社に…」 M社長の頭の中は、中国でいっぱいのようであった。


上海に青空が戻った

私は中国へ行き始めて35年経つが、上海の青空を見るのは数十年ぶりである。
田舎で育った私にとって、晴れた日に空が青いことは当たり前である。しかし上海の空はいつも曇天であった。
今回は上海万博もあり、工場の排煙も少なく、埃のたつ土木工事や建築工事も少なく、街にゴミひとつないきれいな上海である。青い空、青い海、緑の山河…を連想して、ホテルの窓から上海の街と空を、時を忘れて見ていた…。これからますます環境や健康に関心が集まる時代となってくる…。


体感による理解

“汗”をかいて体感することによって、人は本当の意味で理解をする。
何か話をすると 「ハイ、分かりました!」 と言って、やっていることが全く違うAさんがいる。頭で理解するだけで、行動には結びつかないのだ。
先日、Aさんを連れて事務所の整理作業をおこなった。Aさんは汗だくになりながら作業を終え、最後に一言、「“行動”とは、決めたことを“即”実行することなんですね。汗を流し、体感させていただくことでようやく分かりました…」
机上の空論はいつまでたっても実益をもたらさない。時には体を動かし汗をかいてみると、日頃見えないものが見えてくる。
文章や言葉だけでは心に届かず、知識どまりになってしまうことも、実行したり挑戦・行動することで身をもって体感し、心に届く。
「百聞一見にしかず、百見一行にしかず」で、行動によって得られるものは多い。


2010-08-08

M-net 2010-08-08

今、思うこと…知識・活用・応用

【まず知識】
仕事をするときまず必要なものが知識である。
知識といっても、人としての基本や社会性、業務を行う上での基本知識などがある。
知識を得るために、本を読んだり、人と話したり、体験をして知識を増やしていく。この知識のベースが少ないと相手にされないし、仕事もできない。
人間力(人としての魅力)や基本的な最低限の技術力が、今もっとも求められている。勉強の大切さであり、やった者が伸びていく。

【次が活用】
知識はそこそこあるが、この知識を活用できない人がいる。
失敗を恐れたり、知識があることで自己満足し(分かる事は出来る事だと勘違いしてしまっている)、行動や挑戦をしない。つまり結果がいつまでも出てこない。
実践(活用)こそが最大の成長の場である。
当然、知識がゼロに近いのに挑戦だけをやってみても失敗の連続になってしまう。同じ失敗を繰り返すのは基礎力がない(知識ゼロ)ということである。

【ラストは応用】
ワンパターンで仕事をする人や決められたことや指示あることだけを行い自己
満足している人は応用力ゼロである。
相手やお客様からの質問に答えるだけでは、相手は満足しない。そして自分の成長も発展もない。相手の気づかないことを提案したり、自分の持っている知識を組み合わせたり、前例を参考にしてなにかひとつ加える事によって、可能性は無限に広がっていく。
今年の経営方針 『十文字経営』 (タテの基本ビジネスに、他の部門を加えてヨコのラインを確立していく) が、真に応用力・総合力である。
応用によって新しいビジネスや創造力が生まれてくる。

知識をどんどん増やし、この知識を積極的に活用し、そしてそれを様々な分野で応用することが今求められている。しかもスピーディーに…。


中国国内は日本国内

日本の3メガバンクの頭文字はすべてMで始まる。その内のひとつであるM銀行の幹部と話した。
「当行は今年4月1日より、中国にある全支店が日本国内の支店と同一である…」
今までは日本国内は法人統括部が管理し、中国国内の支店は国際部が管理していたが、4月より中国の全支店も日本の法人統括部が管理していく。つまり日本と中国が一体化し、経済活動に国境がなくなっていく。活動もより広域化していく。人・モノ・金の自由化が進み、経済活動も一段とましていく。